【オブナイズ】Obniz(IoT Home Kit)導入
こんにちは、しばってぃです。
IoTデバイス向けのコントロールボード、"obniz"(IoT Home Kit)を触ってみましたので、その感想を述べていきます。
目次
1.obniz とは
リンク
ボード自体にライセンスが付与されており、そのライセンスに対してあらかじめ用意されたクラウド環境の中で、色々触ることができるように作られています。
2.動作
・Wi-Fi通信環境にないと利用できません(ステルスも利用できなかった。。。)
・電源は、USB-TypeB
・ストレージはクラウド上(保存先のレポジトリは5Mb?)
※obnizのクラウド利用にあたり、無料ユーザ登録を行う必要がある
・センサーなどの入力端子は12口
・IoT Home Kit では、デフォルトで次の3つのモジュールが付属(赤外線送受信、感知センサー、モーター)
・プログラムで触っているのはJavaScript系で、自動でHTMLに組み込まれてWi-Fi送信、obnizが受信し所定の動作を行う、という流れになっている
3.サンプルを触ってみた段階でのメリットデメリット
●メリット
・操作難易度が低い(モジュール操作の入門編としておすすめ)
※OSインストールやモジュールのインストールが不要、プログラムもブロック化されていて言語自体を覚える必要がない
・全てWeb上で操作なので、開発環境を整える必要なし
・クラウド利用の半永続ライセンスがついてくる
●デメリット
・いろいろなモジュールを組み合わせる人にとっては、モジュールの口が少ない
(そこまでできる人ならこれは要らないかも?)
・クラウド上だけだと保存領域が小さい(5Mb)
(難易度が上がるけど、保存のやりようはいくらでもある)
・組み込みされてるので自由度が少ない
(複雑な処理を行わせようとすると一気に難易度が上がる)
総点としては、ハード、ソフト両方に長けている人であればわざわざobnizを使わなくても良いのかなと思います。
が、obnizはハード面のハードルをかなり下げてくれていると感じます。
ソフト面もブロック化されているので、言語の壁はなくなっています(アルゴリズムの知識は必要です)。
この点から見て、教育や入門者にとっては、とっつきやすい代物だと感じました。
4.実際の画像
以下が実際に触っている画像です。
(obniz基板のアップ)
(obniz - IoT Home Kit 全体の写真)
(ブロックプログラムの様子)
(プログラムを実行した様子)
※実際は、これとは別に赤外線受信用のプログラムも作り、エアコンのOnOffパターンを認識させてクラウドに登録させています。
その登録させたパターンを、この画面のボタンを押すことで赤外線送信されるという流れです。
5.所感
obnizのページに導入用の手順書が用意されており、動画やサンプルソースもありましたので悩むことなく一通りの動作は実装できました。
とりあえず、obnizのホームページにある導入手順書を見た方が早いです。
今回実装したプログラムした内容は、
「センサーに感知したらモーターを回して旗を上げる、反応が消えたら下す」
「エアコンのオンオフをWeb上のボタンから実施」
「決まった時間にエアコンをオフにする」
です。
この程度なら半日もあれば可能でした。
(サンプルソースの改変で済むため)
プログラミングも、ブロックプログラムというものが用意されていて、実際にソースを書かずともブロックを組み合わせてプログラムを作っていく、という機能になっています。
これが思いのほか便利で、いちから書かずともよく、実装の効率が良かったです。
実ソースモードもありますので、細かな調整も可能です。
また、HTMLによる操作になるので、Webを理解している方は色々アイデアが浮かぶのではないのかなと思います。
API機能やほかのモジュールを利用すればもっと色々なことができるはずですので、これからいじり倒してみたいと思います。
以下記事の続きです。