【ストリートスクランブラー】年式による違いまとめ(試乗インプレ)【トライアンフ】
Triumphのストリートスクランブラー(以降ストスクと略)900ccについて、各モデル(2017、2019、2021現行)について、先日Triumph試乗会がありましたので乗り比べをしてきました。
そこで、各年式モデルによる違いについて思うところがあったので、ストスク乗り目線で比較考察していきます。
詳細は後述しますが、結論からすると、自分が好きなデザインのストスクを買うのが吉!!
※2022年2月時、世界的な半導体の供給不足でメーカー在庫のみらしく、非常に手に入りづらい状況になっている模様です・・・
写真や性能値は、Triumphメーカー公式サイトより引用しました。
目次
1.スペック比較表
とりあえず数値から見てみましょう。
違いが出ている部分を赤字にしてあります。
スペック表から見える大きな違いは、以下5点
①「2017年式」と「それ以降」で”最大出力”が上昇
→エンジンの回転数を回した際の伸びが違ってくる、と思う(そこまで試せなかったが、回転数を上げた際のエンジンの挙動がマイルドになった気がする)
②最大トルクの出力される回転数値が異なる
→低回転域順に、2017年式 > 2021年式 > 2019年式
個人的にオフロードメインならより低回転域で最大トルクが発生して欲しい
③車重が異なる
→正味、全てにおいて200Kgオーバーなので、わからん!
④「2017年式」と「それ以降」で”フロントキャリパー”が異なる
→NissinからBremboに変わったので、よりフロントのブレーキング力が増した
⑤「2019年式」から”ライダーモード”が切り替えできるようになった
→ABSとトラクションコントロールの性能を変えているだけらしいが、オフロードモード時にトルクの発生ポイントが手前(低回転域)にスライドしたような気がした
以上を踏まえてですが、性能値という意味ではやはり現行モデルの2021年式がバランスがいいのかなと感じます。
個人的には、2017年式はオフロードよりに作ってあり、それ以降はオンロード性能の性能値を磨き上げていった、みたいな感じに捉えました。
ちなみに、ストスクは全て電子スロットル*1なので、スロットルワイヤーの消耗を気にしなくていいのはGood。
2.実車比較
実物を見たり、乗ったりした際に気づいた違いです。
まずはデザインから3点、「2017年式、2019年式」と「現行2021年式」の違いです。
①赤丸:キャブっぽいデザインの部分
②青丸:タンクパッドの有無
③緑丸:エンジン回りのデザイン
4点目として、これはデザインとは違うかもですが、「2017年式」と「2019年式以降」でレギュレータの装着場所が変わっています。
④赤丸:レギュレータの位置(2017年式→ラジエータ上、以降→ラジエータ後ろ)
→この仕様によって、ハイマウントフロントフェンダーの純正オプション装着の可否が変わります(2017年式は純正装着不可)
5点目として、乗り味に以下の違いを感じました。(微々たるものですが)
⑤「2017年式」と「それ以降」で最大トルク発生ポイントの違いは明確に感じた
→そのためか、2019年式以降のほうが乗り感がマイルド?に感じました
2017年式のほうが低回転域が若干ピーキー?
その方がオフロードメインで乗る人は合うかもしれない。が、ほとんど変わらないから慣れなのかな?
3.さいごに
結論、好きなデザインのストスクを買う。
正直、違いがそこまで変わらん!
個人的には現行モデルのこの↓カラーリング(アーバングレー)がツボです。
基本的にストスクはフレーム等は変わらないので、タンクだけ交換するのワンチャンスありかなーとか考えています。
トライアンフはいいぞ~
*1:燃料の噴射量をワイヤーによる開閉でなく、スロットルのひねり具合をコンピュータで計算して燃料の噴射量を決める方式