【ダム巡り】2021.11.6:田代ダムにチャリで行ってみた(畑薙第一ダム、赤石ダム、木賊ダム、田代ダム)
田代ダム登山チャリで完走
沼津最強のオタクここに参上
ということで、本年6月以来約半年ぶりの静岡のラストダンジョン・田代ダムへのリベンジマッチ「チャリで田代ダムに行ってみた」がやっと叶いました。
しばらく通行不能でしたが、10月頭に復旧ということで、ならば紅葉シーズンの11月にアタックしようという流れです。
初めて挑戦される方向けに、やや解説よりで記事を書いてみました。
結果として、チャリ活してない人でも6時間ちょいで登山道往復できましたので、これから初挑戦という方は参考にしてみてください。
チャリ活してる人は結構余裕みたいですね。
目次
0.はじめに
ⅰ.手法
田代ダムへの道は登山道で、行く手段は通常以下3通りあります。
①畑薙第一ダムにある平沼ゲートから登山(徒歩or自転車)
②田代ダム隣接の二軒小屋ロッジ行きバスを利用する
※二軒小屋ロッジからの登山用バスで、ロッジ宿泊利用者が利用可能
※2021/11/6 現在、コロナ等の影響でロッジが休業中のため、この手は利用できない
③山梨県または長野県側からガチ登山
※難易度は高いと思います・・・
現状可能なのは①かなと思われます。
ⅱ.登山工程
平沼ゲートから田代ダムまでは約27Kmあります。
今回は、往路を以下4分割、復路を2分割し(往路の2クオーター分を1セクションとした)、各ポイントを休憩含め1時間で計算していきました。(往復合わせて6時間目標)
1クオーター:平沼ゲート~中の宿吊り橋(7Km)
2クオーター:中の宿吊り橋~赤石ダム(6Km)
3クオーター:赤石ダム~井川蒸留所(8Km)
4クオーター:井川蒸留所~田代ダム(6.3Km)
ⅲ.装備品
今回は以下のものを食料品として持っていきました。
・お茶ペットボトル500㎖
・スポーツドリンク500㎖
・塩ようかん(糖分マジで必須!!)
・昼食(おにぎり2個)
・間食(小さいパンがいっぱい詰まったやつ)(カロリー補填用)
・エナジードリンク1本(復路のブースト用)
※マジでカロリー消費が激しいです。満腹だと登山が苦しくなるので、少量で高カロリーなものを持っていくことを勧めます。
攻略法交えながら、途中にあるダムの紹介を次から紹介していきます。
1.第1クオーター(畑薙第一ダム)
畑薙第一ダムの位置は下記地図の辺りです。
そもそもここまでが遠いんよ問題・・・
下界から約200km、3時間ほどの道のりが、登山前に待ち構えます。
出発時10:15でしたが、遅すぎます。
くれぐれも初心者や自信のない人は数時間早くスタートしましょう。
畑薙第一ダム
また、日本に13基しかない中空重力式のダムの1基で、型式においては世界最大級となっているようです。
<畑薙第一ダムの情報>
型式・・・中空重力式コンクリート
目的・・・P*1
堤高・・・125m
堤長(幅)・・・292m
総貯水量・・・598千㎥
はい、「やっとついたー」感が強いですが、ここがスタート地点です。
10時15分、沼平ゲートを出発です。
序盤はアップダウンが少なく、しばらくはコンクリート舗装の道が続きます。
ゲートから4Km地点、舗装路は続きますが、アップダウンが混じってきます。
が、舗装されているので足への負担はそこまでではなかったです。
ゲートから5Km地点の畑薙橋、ここを過ぎていくと、アップダウンが厳しくなり、ダートになります。
しかし紅葉の色彩が映えてまるで燃えてるようですね、美しい。
畑薙橋通過直後、このガードレール見てわかります?
川の土砂が堆積してガードレール埋まっとる・・・
ゲートから6Km地点の水力発電所付近、アップダウンが厳しく、ここで今日初の歩き。
後半に備えて体力温存作戦です。
ゲートから7Km地点、1Qのゴールの中の宿吊り橋です。(11時00分)
ここで吊り橋で遊び、小休憩を取ります。
いや、めっちゃ紅葉綺麗ですやん!
2.第2クオーター(赤石ダム)
赤石ダムの位置はこの辺りです。
今回はここを2Qのゴール地点としました。
ゲートから約13Km地点です。
11時10分、2Qスタート。
しばらくは、ゆるーい上り坂が続きます。
工事車両も通るため、走行には注意です。
ゲートから約9.3Km地点、2Qの後半はアップダウンの連続が襲い掛かります。
ヒルクライムに慣れていないと無理ですね。。。
登った分、ガッツリ下ります・・・こえぇ・・・
下った分、また登ります・・・
が、実はもうゴール手前。
ゲートから約13Km地点、2Qゴール地点の赤石ダム到着です。(11時40分)
堰堤までだいぶ登るため、休憩がてらゆっくり歩いて3Qスタート地点へ向かいます。
赤石ダム
奥には南アルプスが見えますねぇ、うっすら雪も・・・。
しかし、ようこんな山奥にダム作りましたよね・・・
<赤石ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P*2
堤高・・・58m
堤長(幅)・・・120.0m
総貯水量・・・102千㎥
3.第3クオーター(木賊ダム)
11時50分、3Qスタート。
約21Km地点にある、井川蒸留所を目指していきます。
赤石ダムからは、またしばらく登りが続きます。
次の写真で割と高低差があると感じられると思います。
しかし、紅葉が綺麗ですね~
登ったら、またそのまま下ります・・・
この3Qはこの長いアップダウンがしばらく続くので、一番きついセクションだと思います。
ゲートから約16.5Km地点にある、椹島ロッジへの分岐点です。
ここからまた登りが・・・
ゲートから約17.5Km地点、千枚大吊橋。
何故かこの辺だけ携帯の電波が入ります。謎・・・
この辺りから登りの勾配が少々緩みますが、4Qの最後まで登りが続きます。
ゲートから約19Km地点、木賊堰堤です。
木賊ダムの位置はこの辺りです。
3Qゴールまであと2Km、頑張って登ります。
12時50分、21Km地点の3Qゴールの井川蒸留所到着です。
4.第4クオーター(田代ダム)
13時00分、4Qスタート。
27.3Km地点にある、ゴールの田代ダムを目指します。
波乱の3Qとは裏腹に、ゆるーい登りがしばらく続きます。
道はダートですが、かなり圧縮されてて走りやすいです。
スタートと比べると、川幅も大分狭くなり、小川のようになってきましたね。
ゲートから22.3Km地点、まだ緩い登り中ですが、ここで3Qのアップダウンで溜まった乳酸がジワジワとダメージとして昇華されてきます・・・
ゲートから24Km地点、川沿いを走っていた風景画一片し、並木の中を走っていきます。
最終ステージ感があり、興奮を覚えました。
が、ここが最後の山場、この勾配を超えれば・・・
ラストきつい登りを超え、2Km軽くアップダウンをこなせば、大井川源流に到着。
そう、ここが本日目指したゴール、田代ダムになります。(13時50分)
ちなみに、田代ダムの位置はこのあたりです。
<田代ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P*3
堤高・・・17.3m
堤長(幅)・・・108.5m
総貯水量・・・11千㎥
5.総括
初挑戦の感想としては、「ずっと登りではなくて意外とアップダウンが激しかった」です。
なので、復路も結局苦戦し、予定より15分オーバーの6時間15分が総合タイムになりました。
(復路の途中、軽く肉離れ?したのは内緒)
また、畑薙第一ダム、田代ダムのダムカードが配布されており、畑薙第一ダムの下流にある白樺荘フロントへ行き、ダムへ行った証拠写真を見せるとダムカードが貰えますので、来訪の際は是非。
実はまだ大井川水系のダムは攻略しきれておらずなので、これからもまだ見ぬダムを探して旅していきます。