【バイク整備】クラッチケーブル交換、及びNinja250Rの仕様について思うところ【Ninja250R】
写真のようにクラッチケーブルが切れてしまったので、その交換した際のメモなどを綴ってます。
サイドカウルを外さないといけないのが面倒ですが、交換自体の難易度は低めですので、初心者の方は是非トライして知見を深めてみてください。
■費用:2000円程度
■時間:30分以内
目次
0.事前準備
【工具】
・六角レンチセット(カウル外しに利用)
・六角スパナセット(ケーブル外しに利用)
【必要物】
・ロングクラッチケーブル(社外品)
1.クラッチケーブル外し
まず先に干渉について。
下図赤丸の部品とワイヤーが擦れることで、徐々に千切れていくみたいです。
(ロングにしてもここはどうしても擦れてしまうような・・・
これはもう仕様なんじゃないかと。)
気を取り直して交換について。
下図において、
①赤枠の部品を緩める
②緑枠のようにワイヤーが通る隙間を一直線に並べる
③青矢印方向にケーブルを引き抜く
④ワイヤーを手前に引きながら外し、紫矢印の方向にフックを引き抜く
と、外れます。
これはレバー交換時も同様です。
車両右側のエンジン部に移動します。
⑤下図赤枠の六角ナットを緩め、完全にナットを外す
(この辺の部品に、六角ナットで上下で挟むように固定されており、図はその下部の様子です)
⑥ケーブルを上に引くと下図のようになるので、青枠の隙間からワイヤーを外してあげると、ここの部品からケーブルが引き抜けます
⑦あとは下図緑枠からケーブルを抜いてあげるだけ
(⑥まで進めるとプラプラになるので、レバーから引き抜く様にワイヤー溝に合わせて抜いてあげればいい)
⑧エンジン側、レバー側どちらでもいいので、あとは引き抜くだけです
2.クラッチケーブル取付
①まずは車両右側のサイドカウルを外します。
外し方は下記記事参照
datsusara-susume.hatenablog.com
②ケーブルのレバー側の方を、先ほどのエンジン部から、下図緑枠のようにタンク下を這わせるようにしてフロントに持ってきます
③緑枠は、フロントに引き出したケーブルの様子
④この先端を青矢印の穴を通し、クラッチ側(左側)へ引き出します
⑤更に青矢印の四角の固定具を通し、引き出します
再びエンジン側に戻り・・・
⑥下図赤丸のナットを外し、手順1-⑥の逆手順のように青枠の部品に差し込みます
⑦下図緑丸のように、手順1ー⑦の逆手順でケーブル先端を差し込みます
⑧下図赤丸のように、指で上に押し上げた状態で、青丸の上下ナットを締め、部品と固定します
⑧あとは手順1ー①~④の逆手順で、レバー側のケーブルを取り付ければ完成
3.最後に
安全な場所で試走してみて、クラッチ操作に問題がないことを確認できれば、OK!
しかし、Ninjaのこのクラッチケーブルが千切れる現象は仕様なんでしょうかね・・・?
ともあれ、部品安いですし方が古くても出回っているのは国産車のいいところ。
次回こそ痛車計画の記事を書きたい・・・
それではビバ、Ninjaライフ!
【ダム巡り】2021.11.6:田代ダムにチャリで行ってみた(畑薙第一ダム、赤石ダム、木賊ダム、田代ダム)
田代ダム登山チャリで完走
沼津最強のオタクここに参上
ということで、本年6月以来約半年ぶりの静岡のラストダンジョン・田代ダムへのリベンジマッチ「チャリで田代ダムに行ってみた」がやっと叶いました。
しばらく通行不能でしたが、10月頭に復旧ということで、ならば紅葉シーズンの11月にアタックしようという流れです。
初めて挑戦される方向けに、やや解説よりで記事を書いてみました。
結果として、チャリ活してない人でも6時間ちょいで登山道往復できましたので、これから初挑戦という方は参考にしてみてください。
チャリ活してる人は結構余裕みたいですね。
目次
0.はじめに
ⅰ.手法
田代ダムへの道は登山道で、行く手段は通常以下3通りあります。
①畑薙第一ダムにある平沼ゲートから登山(徒歩or自転車)
②田代ダム隣接の二軒小屋ロッジ行きバスを利用する
※二軒小屋ロッジからの登山用バスで、ロッジ宿泊利用者が利用可能
※2021/11/6 現在、コロナ等の影響でロッジが休業中のため、この手は利用できない
③山梨県または長野県側からガチ登山
※難易度は高いと思います・・・
現状可能なのは①かなと思われます。
ⅱ.登山工程
平沼ゲートから田代ダムまでは約27Kmあります。
今回は、往路を以下4分割、復路を2分割し(往路の2クオーター分を1セクションとした)、各ポイントを休憩含め1時間で計算していきました。(往復合わせて6時間目標)
1クオーター:平沼ゲート~中の宿吊り橋(7Km)
2クオーター:中の宿吊り橋~赤石ダム(6Km)
3クオーター:赤石ダム~井川蒸留所(8Km)
4クオーター:井川蒸留所~田代ダム(6.3Km)
ⅲ.装備品
今回は以下のものを食料品として持っていきました。
・お茶ペットボトル500㎖
・スポーツドリンク500㎖
・塩ようかん(糖分マジで必須!!)
・昼食(おにぎり2個)
・間食(小さいパンがいっぱい詰まったやつ)(カロリー補填用)
・エナジードリンク1本(復路のブースト用)
※マジでカロリー消費が激しいです。満腹だと登山が苦しくなるので、少量で高カロリーなものを持っていくことを勧めます。
攻略法交えながら、途中にあるダムの紹介を次から紹介していきます。
1.第1クオーター(畑薙第一ダム)
畑薙第一ダムの位置は下記地図の辺りです。
そもそもここまでが遠いんよ問題・・・
下界から約200km、3時間ほどの道のりが、登山前に待ち構えます。
出発時10:15でしたが、遅すぎます。
くれぐれも初心者や自信のない人は数時間早くスタートしましょう。
畑薙第一ダム
また、日本に13基しかない中空重力式のダムの1基で、型式においては世界最大級となっているようです。
<畑薙第一ダムの情報>
型式・・・中空重力式コンクリート
目的・・・P*1
堤高・・・125m
堤長(幅)・・・292m
総貯水量・・・598千㎥
はい、「やっとついたー」感が強いですが、ここがスタート地点です。
10時15分、沼平ゲートを出発です。
序盤はアップダウンが少なく、しばらくはコンクリート舗装の道が続きます。
ゲートから4Km地点、舗装路は続きますが、アップダウンが混じってきます。
が、舗装されているので足への負担はそこまでではなかったです。
ゲートから5Km地点の畑薙橋、ここを過ぎていくと、アップダウンが厳しくなり、ダートになります。
しかし紅葉の色彩が映えてまるで燃えてるようですね、美しい。
畑薙橋通過直後、このガードレール見てわかります?
川の土砂が堆積してガードレール埋まっとる・・・
ゲートから6Km地点の水力発電所付近、アップダウンが厳しく、ここで今日初の歩き。
後半に備えて体力温存作戦です。
ゲートから7Km地点、1Qのゴールの中の宿吊り橋です。(11時00分)
ここで吊り橋で遊び、小休憩を取ります。
いや、めっちゃ紅葉綺麗ですやん!
2.第2クオーター(赤石ダム)
赤石ダムの位置はこの辺りです。
今回はここを2Qのゴール地点としました。
ゲートから約13Km地点です。
11時10分、2Qスタート。
しばらくは、ゆるーい上り坂が続きます。
工事車両も通るため、走行には注意です。
ゲートから約9.3Km地点、2Qの後半はアップダウンの連続が襲い掛かります。
ヒルクライムに慣れていないと無理ですね。。。
登った分、ガッツリ下ります・・・こえぇ・・・
下った分、また登ります・・・
が、実はもうゴール手前。
ゲートから約13Km地点、2Qゴール地点の赤石ダム到着です。(11時40分)
堰堤までだいぶ登るため、休憩がてらゆっくり歩いて3Qスタート地点へ向かいます。
赤石ダム
奥には南アルプスが見えますねぇ、うっすら雪も・・・。
しかし、ようこんな山奥にダム作りましたよね・・・
<赤石ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P*2
堤高・・・58m
堤長(幅)・・・120.0m
総貯水量・・・102千㎥
3.第3クオーター(木賊ダム)
11時50分、3Qスタート。
約21Km地点にある、井川蒸留所を目指していきます。
赤石ダムからは、またしばらく登りが続きます。
次の写真で割と高低差があると感じられると思います。
しかし、紅葉が綺麗ですね~
登ったら、またそのまま下ります・・・
この3Qはこの長いアップダウンがしばらく続くので、一番きついセクションだと思います。
ゲートから約16.5Km地点にある、椹島ロッジへの分岐点です。
ここからまた登りが・・・
ゲートから約17.5Km地点、千枚大吊橋。
何故かこの辺だけ携帯の電波が入ります。謎・・・
この辺りから登りの勾配が少々緩みますが、4Qの最後まで登りが続きます。
ゲートから約19Km地点、木賊堰堤です。
木賊ダムの位置はこの辺りです。
3Qゴールまであと2Km、頑張って登ります。
12時50分、21Km地点の3Qゴールの井川蒸留所到着です。
4.第4クオーター(田代ダム)
13時00分、4Qスタート。
27.3Km地点にある、ゴールの田代ダムを目指します。
波乱の3Qとは裏腹に、ゆるーい登りがしばらく続きます。
道はダートですが、かなり圧縮されてて走りやすいです。
スタートと比べると、川幅も大分狭くなり、小川のようになってきましたね。
ゲートから22.3Km地点、まだ緩い登り中ですが、ここで3Qのアップダウンで溜まった乳酸がジワジワとダメージとして昇華されてきます・・・
ゲートから24Km地点、川沿いを走っていた風景画一片し、並木の中を走っていきます。
最終ステージ感があり、興奮を覚えました。
が、ここが最後の山場、この勾配を超えれば・・・
ラストきつい登りを超え、2Km軽くアップダウンをこなせば、大井川源流に到着。
そう、ここが本日目指したゴール、田代ダムになります。(13時50分)
ちなみに、田代ダムの位置はこのあたりです。
<田代ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
目的・・・P*3
堤高・・・17.3m
堤長(幅)・・・108.5m
総貯水量・・・11千㎥
5.総括
初挑戦の感想としては、「ずっと登りではなくて意外とアップダウンが激しかった」です。
なので、復路も結局苦戦し、予定より15分オーバーの6時間15分が総合タイムになりました。
(復路の途中、軽く肉離れ?したのは内緒)
また、畑薙第一ダム、田代ダムのダムカードが配布されており、畑薙第一ダムの下流にある白樺荘フロントへ行き、ダムへ行った証拠写真を見せるとダムカードが貰えますので、来訪の際は是非。
実はまだ大井川水系のダムは攻略しきれておらずなので、これからもまだ見ぬダムを探して旅していきます。
【Ubuntu】aptで「/var/cache/debconf/config.dat is locked by another process: Resource temporarily unavailable」のエラー解決方法
(2021.11.25 記)
POSTFIXを、Webmin経由でaptインストールしようとした際に陥った現象の1つです。
個人的なメモとして発生原因と解消方法を記載しています。
(全行程の所要時間:5分程度)
目次
0.構築環境
■実行環境
・さくらVPN(メモリ:1GB、CPU:2コア、SSD:100GB)
・LinuxOS:Ubuntu18.04
・Apache:2.4
・MySQL:5.7
・PHP:7.2
1.解決方法
「/var/cache/debconf/config.dat is locked by another process: Resource temporarily unavailable」というエラーは、要は「config.dat」のプロセスが終了されてないよ!って怒られているので、Windowsで言う所の「プロセス強制終了」をしてあげればいいわけです。
①「fuser」コマンドで、対象プロセスのID(PID)番号を確認する
sudo fuser -v /var/cache/debconf/config.dat
上記を実行すると、プロセスが稼働中であれば以下のようなPID等の情報が返ってくる
※PIDの数字はあくまでも例
USER PID ACCESS COMMAND
/var/cache/debconf/config.dat:
root 993 F.... frontend
②対象PIDを「kill」する
sudo kill <SID>
例えば、上記の流れだと、<SID>には993という数字が入ります。
③再度「fuser」でプロセスを確認し、何も表示されなくなればプロセスが終了、問題解決
が、しかし、「apt」インストールなど絡みでこのエラーに辿り着いた人はおそらく「apt」インストールに関するファイルもロックされている可能性が大です。
これに関しては、別記事にしているので、不明な方は参照してみてください。
簡単に言うと、「エラーで出た対象ロックファイルを削除」してあげればいいだけです。
次項、主な原因を述べているので、気になる方は参照してみてください。
2.原因
自分の場合、GUIが挟む apt install の実行を、GUI表示ができないコマンドツールを利用して実行しフリーズしたのが原因でした。
ツールを強制終了してもこの「config.dat」自体がプロセスに残り続けていたことがエラーの引き金になりました。
インストールやアンインストールの際に、途中で強制終了したり、ターミナルを落としたりすると発生すると思います。
その際は上記でもふれたように「apt」に関する幾つかのファイルもロックされている可能性が高いです。
3.最後に
Ubuntuに限らず、Unix系はWindowsと比べてGUIで解決できるエラーが少ないため、頑張ってディグってコマンドを叩いて直す、みたいなことが多いです。
「何でもできる」自由度の反面、「何でも自分で解決」しなければなりません。
が、逆に何でも自分で解決できれば、何でもできるようになるので、それがUnix系を触る面白さだと思います。
以上。
(不明点あればコメント頂ければ、可能な限りお答えします。)
【ダム巡り】みんな大好き宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬ダム、石小屋ダム)【ダムカード】
20周年を迎えた宮ヶ瀬ダム。
ダムカード界隈ではこの10周年単位やダムにまつわる記念日等で限定カードが配布されることが恒例となっており、これがダムカード沼と呼ばれる所以の一つとなっています。
宮ヶ瀬ダムは居住地から近く度々来訪していますが、正面からダムを見たことがなかったため、今回これを機に顔を拝みに行ったので、その様子も交えて記載していきます。
▼日本一周でも訪れています。その過去記事はこちらから。▼
datsusara-susume.hatenablog.com
ダムカード配布場所情報について、変更になる場合がありますので、
実際に訪問の際は国交省のページ、または各ダム管理所の
ホームページよりご確認ください。
目次
1.宮ヶ瀬ダム(神奈川県)
<宮ケ瀬ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
堤高・・・156m
堤長(幅)・・・375m
総貯水量・・・2,000千㎥
ダム正面へ行くには、以下2通りの方法があります。
①下流の県立あいかわ公園から歩道を伝っていく
②左岸にあるインクラインを利用してダム堤体を降りていく(往復あり)
ダム湖もぐるっと車両で回ることができ、特に紅葉の季節等映えるときは走っていて気持ちいいですね。
都心部から近いので、人も多いですが、それだけ観光ダムとして機能していることがわかります。
ダム活初心者にはうってつけのダムですね!
2.石小屋ダム(神奈川県)
<石小屋ダムの情報>
型式・・・重力式コンクリート
堤高・・・34.5m
堤長(幅)・・・87m
総貯水量・・・45千㎥
宮ヶ瀬ダムのすぐ下流にあるダムで、正式名称は、「宮ヶ瀬副ダム」になります。
宮ケ瀬ダムからの水で第一発電、副ダムの石小屋ダムで貯めてさらにその水で第二発電、という、ダブルで水力発電を行っています。
ここで電気を作っており、更には下流域の水道水の供給、そして治水を行っています。
流水域にいる方は、自分の暮らしの水がどのように管理されているのか一度見に行ってみると親近感がわくかと思います。
最後に
ダムカードは、両者ともに宮ケ瀬ダム左岸にある「水とエネルギー館」で貰えます。
土日祝日も配布しているので是非。
ちなみに記念カードはこんな感じです。
ちなみに、お昼に寄った宮ケ瀬ダム下流にある「花屋食堂」の定食がマジうまかったです。
【LAMP環境】【XAMPP環境】PHPでメール送信を行う方法【Postfix】【mb_send_mail()】
(2021.11.3 記)
とうとう来たなこの時が・・・
再び開けるプログラマーの扉
の流れの話で、前記事(Webシステム実行環境、開発環境作成)の外伝的な話です。
前記事は下記からご参照ください。
datsusara-susume.hatenablog.com
datsusara-susume.hatenablog.com
実行環境と開発環境が整いWebシステムの開発が進んできましたが、「自動メール送信機能が欲しい」という要望が出てきました。
そこで今回は、メール送信機能のひとつである、Postfixのインストール、及び設定方法のメモも兼ねて紹介を行います。
実行環境がLAMP環境、開発環境がXAMPP環境と分かれておりますので、それぞれ設定方法を紹介していきます。
※正確にはXAMPPはPostfixを使ってないです
(全行程の所要時間:60分程度)
目次
0.構築環境
■実行環境
・さくらVPN(メモリ:1GB、CPU:2コア、SSD:100GB)
・LinuxOS:Ubuntu18.04
・Apache:2.4
・MySQL:5.7
・PHP:7.2
■開発環境
・Windows10(メモリ:8GB、CPU:2コア、SSD:256GB)
・XAMPP:3.3.0
※各環境の詳細は下記過去記事を参照ください。
datsusara-susume.hatenablog.com
datsusara-susume.hatenablog.com
datsusara-susume.hatenablog.com
1.XAMPP環境
正確にはPostfixではなく、XAMPPインストール時に付属されている”メール送受信機能を活性化させる”流れになります。
①XAMPPコントロールパネルから「php.ini」ファイルを開く
Apache列の[Config]ボタンより、「PHP(php.ini)」を選択します。
②「php.ini」ファイルの編集
①の操作で、下記ファイルが開きます。
約1106行付近の[mail function]内にある赤枠下段の記載を追記します。
ノーマル状態だと「;sendmail_path = 」となっており「;」でコメントアウトされています。
このコメントアウトを外し、「=」の後にメール機能を行うアプリケーションが保存されているパスを、次のオプション付きパス「""C:\xampp\sendmail\sendmail.exe" -t"」と記入します。
※「sendmail.exe」のパスはインストールの仕方で変わるため、各人で確認してください。
③「sendmail.exe」格納場所にある「sendmail.ini」ファイルを開く
「sendmail.exe」と同じ場所にある「sendmail.ini」ファイルを、メモ帳などで開きます。
④「sendmail.ini」ファイルの編集
編集箇所は、メール送信のみであれば次の3ヶ所です。
②と同様、該当の設定のコメント「;」を外し、設定を入れていきます。
ⅰ.「smtp_server=」→メールサーバを指定します。
例)G-mailなら「smtp.gmail.com」になりますが、G-mail側で2段階認証機能をオンにしているとメール送信できない点に注意です。不明なアクティビティが検出され、アクセスがブロックされました。。。
ⅱ.「;smtp_port=25」→「smtp_port=587」
※コメントアウトするだけでいいと思いますが、大抵のSMTPサーバがポート587からの応答に応えていると思われるためこの設定に。G-mailの場合はポート587。
ⅲ.「;auth_username= ;auth_password=」→自身のアカウントとパスワード
例)G-mailなら、自分のメールアカウントがusername、ログイン時のパスワードがpasswordになります。ⅰ同様、2段階認証に注意です。
⑤PHPからテスト送信
PHPのシステム側から「mb_send_mail($to, $subject, $message, $headers);」関数を使って送信してみましょう。
対象へ送信できていれば完了です。
※$to→送信対象メールアドレス文字列(例:"test@aaa.com")
$subject→件名文字列(例:"test")
$message→本文文字列(例:"test")
$headers→送信者、CCなどを含むヘッダ文字列(例:"From: send@bbb.com")
例)"From: send@bbb.com" から、"test@aaa.com"へ、件名"test"、本文"test"、としてメールが送信されます。
次はLAMP環境での導入方法、及び設定方法について説明していきます。
2.LAMP環境
自分のサーバーからメールを送信するだけであれば、次のPostfixのインストールと、インストール中の設定のみでメール送信機能が利用可能となります。
①以下コマンドでメール送信用ポート587を開けます。
sudo ufw allow 587
本当に開いたか気になる方は、次のコマンドで解放ポートを確認を行うと良いでしょう。
sudo ufw status
②さくらVPS側でも、587番ポート(または「メール用ポート」)を開けます。
「パケットフィルタを設定」というところから設定する流れです。
※メール設定はデフォルトで「全て許可」状態です。もし何らかの設定で外していればこれらを許可してあげてください。
③以下コマンドで「Postfix」をインストールします。
※「Webmin」などからもコマンドを飛ばせますが、「Postfix」は確認画面が伴うため、なるべくリモート等でコンソールを直接触ってください。フリーズします。。。
sudo apt-get install postfix
すると、下記画面が出ます。
この前に、何かを確認する画面が出たり出なかったりします。その際は、[Tab]でカーソルを<OK>に合わせて[Enter]押下してください。
現実行環境は実際にネット上にあり、ドメインも取得してあるため、「Internet Site」に[Tab]でカーソルを持ってきて[Enter]押下し、選択します。
次に、以下の画面が出ます。
メールサーバーの名前を入力する感じです。
初期値は現サーバのサーバ名になっていますが、ドメイン取得している場合は取得したドメインをピンク帯に上書きしてあげます。
入力が終わったら、[tab]でカーソルを<OK>に移動させ、[Enter]押下で選択。
この先もあったりなかったりするらしいですが、自分はここで設定が完了しました。
おそらくメールに関する何らかの設定を先に入れていると、細かく聞いてくるのかと思われます。
④PHPから送信テスト。
手順1の⑤同様、「mb_send_mail($to, $subject, $message, $headers);」関数を使って、メール送信テストを行います。
外部からホスト名、またはドメイン名が認識できれば特に問題なく送信できるはず。
後は実際にプログラムに組み込んでいくだけですね。
3.おまけ:日本語文をmb_send_mail()で送る
実は単純に「mb_send_mail($to, $subject, $message, $headers);」関数を使うだけじゃ日本語を送れないんですよね。
次のように記載することで、日本語文が送れるようになります。
$headers = "Mime-Version: 1.0\n"; //ヘッダにMimeを指定(現状はこれ) $headers = $headers."Content-Type: text/plain; charset=UTF-8\n"; //ヘッダにコンテンツのタイプと文字コードを設定 $headers = $headers."From: test@test.com"; //ヘッダに送信元を設定 mb_language("Uni"); //mbstring関数で言語の設定(何故かJapanieseで日本語しなかった) mb_internal_encoding("UTF-8"); //mbstring関数でエンコード mb_send_mail($to, $subject, $message, $headers); //各引数を関数に渡し、送信処理
4.最後に
メール送信機能の追加が完了しました。
他にもあーしたいこーしたいという要望をWebシステムに昇華していく中で苦戦した内容などを、忘れないためにもこのブログにメモしていくつもりなので、気になったらご参照ください。
datsusara-susume.hatenablog.com
以上。
(不明点あればコメント頂ければ、可能な限りお答えします。)
日本一周中に訪問したダムの中で「好きなダム10選」:観光編
2018年にひたすらダムを回って日本一周をやってました。
その中でもダムにあまり興味ない人でも「お~」となるような観光に良いダムで好きなダムを10基選んでみたので、気になる方はご覧ください。
※富山県にある「黒部ダム」は省きました。あそこは別格です。さすが世界の黒部。
(北から順に紹介しています。)
目次
- 1.豊平峡ダム(北海道)
- 2.湯田貯砂ダム(岩手県)
- 3.寒河江ダム(山形県)
- 4.品木ダム(群馬県)
- 5.奥只見ダム(新潟県)
- 6.殿ダム(鳥取県)
- 7.湯原ダム(岡山県)
- 8.温井ダム(広島県)
- 9.豊稔池堰堤(香川県)
- 10.大山ダム(大分県)
- 最後に
1.豊平峡ダム(北海道)
【所在地】北海道札幌市南区定山渓7区
【管轄・特徴】国交省管轄の多目的アーチダム
【観光ポイント】黒部ダムに似て、電気バスでダムまで行き、道内唯一の大規模アーチダムからの観光放流を拝むスタイルな点。
正直、北海道は魅力的なダムが多いので迷いました・・・のでベターなところを上げました。
ロケーションは支笏洞爺国立公園内のため、駐車場から徒歩か専用電気バスでの移動となります。
道内唯一の大規模アーチダム、からの観光放流ということもあり、どこか黒部ダムを彷彿とさせられます。
渓谷の対岸には定山渓ダムが、そして渓谷のたもとには定山渓温泉街が広がるため、観光にはピッタリなロケーションかなと思います。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
2.湯田貯砂ダム(岩手県)
【観光ポイント】湯田貯砂ダム(錦秋湖大滝)のライトアップが綺麗な点。
七色に光る錦秋湖大滝のライトアップが魅力的です。
筆者はまだライトアップ時期に訪れたことがないので、コロナが開けたら是非ライトアップを拝見したいです。
また、ライトアップだけではなく、水量がちょうどいいときだけ、この滝の裏側を歩くことができるので、それもまたレアな体験ができて良いと思います。
ダムカードも配布しているので、是非。
3.寒河江ダム(山形県)
【観光ポイント】日本一高く上がる噴水が上がる点、国道沿いにありアクセスがしやすい点。
国道112号線沿い、噴水の高さ112m、ダム移転家屋数112戸、竣工式H2年11月2日、となぜか「112」に強い執着のあるダムです。
噴水は隔時間00分に約15分ほど噴射しているので、是非見ていってください。あと隣接売店で玉こんにゃくも忘れずに。
レペゼン西川町。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
4.品木ダム(群馬県)
【管轄・特徴】国交省管轄の発電兼水質改善の重力式コンクリートダム
【観光ポイント】草津温泉街にある、酸性河川を中和する体験ができる点。
酸性河川を中和した際にできる中和沈殿物を堰き止め、中和した水を下流に流すという特殊な役割をしているため、是非訪れて中和体験をして頂きたいダム(正確には、環境体験アミューズメント)です。
すぐ上流が草津温泉街なので、観光に迷ったら是非選択肢に。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
5.奥只見ダム(新潟県)
【管轄・特徴】J-POWER管轄の発電用の重力式コンクリートダム
【観光ポイント】重力式コンクリートダムの中では国内最大級であり、新潟県と福島県の県境のかなり秘境なところにある点。
通称、「新潟のラストダンジョン」。
奥只見シルバーラインという、車だけが通行可能な22Kmもある手彫りトンネルを突き進むのも良し、対岸から遊覧船で訪れるのも良し。
その秘境っぷりには息をのむでしょう、非日常を感じさせられる良きダムです。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
6.殿ダム(鳥取県)
【観光ポイント】階段状の洪水吐と、白い土石で作られた珍しく美しいダムという点。
とにかく形状の珍しさと美しさがポイントです。「平成のピラミッド」と称するだけあり美しいダムなので、是非その目で見てみてください。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
7.湯原ダム(岡山県)
【管轄・特徴】県管轄の発電用兼治水用の重力式コンクリートダム
【観光ポイント】ダム直下に、露天風呂「砂湯」がある点。
このロケーション自体がかなりレアです。一応混浴です。タオル、水着等は必須ですので気を付けましょう。(ダム天端から思いっきり見えます。。。)
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
8.温井ダム(広島県)
【管轄・特徴】国交省管轄の多目的用アーチダム
【観光ポイント】まずは規模がアーチダムの中で黒部ダムに次いで大きい点。もう一つは、写真のように放流口のそばまで行ける点。
これ、放流してなくてもダムがでかいので圧が半端ないです。この大きさのダムをこんな近くから見れるダムはそうそうないので、かかりレアな体験が可能です。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
9.豊稔池堰堤(香川県)
【管轄・特徴】土地改良区管轄の農業用兼治水用のマルチプルアーチダム
【観光ポイント】国内で2基しかないマルチプルアーチダムの中で、完成が昭和5年という最古のダムであったりと、国指定の重要文化財となっている点。
かなりレアなダムなので、存在している間に拝見しておきたいダムです。
非公式ですが、ダムカードも配布しています。(2018年時点)
ちなみにですが、ちゃっかりアニメの「結城友奈は勇者である」シリーズとコラボしてます。
datsusara-susume.hatenablog.com
10.大山ダム(大分県)
【所在地】大分県日田市大山町
【管轄・特徴】水資源機構管轄の上水兼治水用の重力式コンクリートダム
【観光ポイント】「進撃の巨人」作者の諫山創さんゆかりの地となっている模様で、2020年に下記記事
のような登場人物の像が設置されているという点。ダムを巨大な壁と見立て、それに立ち向かう図、はまさしく劇中のシーンを彷彿とさせられます。
ダムカードも配布しているので、是非。
datsusara-susume.hatenablog.com
最後に
いや、魅力的なダムが多すぎて10基に絞るの難しいですね・・・
上記のダムは各々の理由でダム入門者にはピッタリかと思います。
観光地に悩んだ際は、近くに上記ダムがあればぜひ訪れてみてください。
ダムはいいぞ~